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【改革開放40周年40人】ジェトロ上海事務所小栗道明所長が語る:日本企業はなぜ虹橋開発区が好き?

2018年 9月 4日17:40 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 「それまでの変化は、インフラ整備を含め、都市の外観上の変化が大きかったと思いますが、今回来て、この10年で中国の人々の内面が本当に『大変化』していることに驚きました。国民の価値観や発展に対する考え方が大きく変化し、『質を重視した発展』を目指すようになり、国民それぞれの価値観で自分なりの『美しい生活』を求めるようになっています」

 一方で、変化していないものもある。それは今も相変わらず上海の名物である小龍包の美味しさであり、中国の人々の持つ活気とパワーだ、と小栗道明は感じている。

 また、上海という都市の魅力である開放性と包容性も変わっていない。上海を中心とする中国の華東地域で日系企業が最も活躍しているという状況は、この数十年間変わっていないようだ。これは改革開放の先頭を走ってきた上海の開放性と包容性に深く関わっているのではないかと思われる。

小栗道明が書いた中国改革開放への望み:「開放 包容 共享(シェア)」

 今年11月に上海で行われる「第1回中国国際輸入博覧会」において、ジェトロは日本で唯一の日本企業の出展取りまとめ機関である。中国国際輸入博覧会について小栗道明は、中国にとっては輸入拡大を掲げ、世界各国に対して開かれた機会とプラットフォームを提供する場であり、開催を非常に期待している、と述べた。

 小栗道明によると、今回ジェトロが取りまとめた日本企業は約200社で、出展予定の日本企業のブース総面積は2万平方メートルに達するそうだ。

 「日本の先進的な、安心、安全で優れた製品がより多く中国に入ってくることで、中国の国民がより豊かで美しい生活を送ることができるようになることを願っています」、と小栗は笑顔で語った。

(編集:W)